あたしの脚は、その間ずっと使われなかった。
— 奈緒 | 『百五十四メートル』
三階までなら、段を数えている。数えようとして数えているのではない。二月、あたしは船で渡る宿へ行った。本館と山の上の館を、長いエスカレーターがつないでいる。上がるのに、脚を使わない。
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この宿に泊まる一晩を、小説にしてある。
あたしの脚は、その間ずっと使われなかった。
— 奈緒 | 『百五十四メートル』
三階までなら、段を数えている。数えようとして数えているのではない。二月、あたしは船で渡る宿へ行った。本館と山の上の館を、長いエスカレーターがつないでいる。上がるのに、脚を使わない。
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