人物録
連載「The-Yohaku」の語り手たちの索引である。
それぞれの「私」が、それぞれの宿に泊まる。
編者
語り手たち
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楓
かえで 元雑誌編集者 4 記録仕事を機械に明け渡したあと、何が自分に残るか
「均一でないものには、値段のつけ方がない。値段のつけ方がないものを、今日は一つ選んだ。」
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悠真
ゆうま IT企業勤務・推し活に生きる会社員 5 記録他人の物語を燃料にして、自分の予定表の空白とどう向き合うか
「止められなかった。止められなかったことを、今回は責めなかった。責めなかった、というだけで、何かが変わった気がした。」
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志乃
しの フリーランスデザイナー 4 記録評価の圏外で、自分の容量に合った暮らしを決めること
「可否は、聞いてみないと分からない。分からないことを、今回はわたしが直接聞いた。」
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克彦
かつひこ 早期退職した元管理職 4 記録成果の物差しを失った人間は、何を「大漁」と呼べばいいのか
「今日は何も段取りを立てなかった。立てなかった、と書いたら、それも段取りになった。」
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美咲
みさき 介護と仕事を両立する会社員 4 記録罪悪感ごと荷物を持ったまま、それでも休むこと
「代わりに、自分の名前だけを書いた。美咲、とだけ。」
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蓮
れん 作家志望 4 記録結果の出ない日々を、どういう制度で書き続けるか
「一人であることには、値段がついている。それを、今日は悪くないと思った。」
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千鶴
ちづる 宿の仲居 5 記録客を情報ではなく、顔で記憶する技術
「四十八度、毎分百リットル。数字で管理された湯にも、静けさは宿る。」
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修一
しゅういち 定年後に一人旅を始めた元会社員 4 記録終わりのある仕事の豊かさ。毎日新しく終わること
「妻に頼まれたのは、これが初めてだった。頼まれる、というのが、いつからか、こんなに珍しいことになっていた。」
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大輔
だいすけ 元スタートアップ経営者 4 記録計測をやめられない人間の、漸進的な手放し方
「検索窓は、最初から「大人1名」だった。特別扱いでも例外扱いでもなく、そこにいることになっていた。」
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有希
ゆき 会社員 4 記録選ばなかった人生を説明しない、静かな肯定
「説明はしない。理由も書かない。丸をつけていた、それだけを持ち帰った。」
