宿と小説の読みもの、余白

理由がなくても、行っていい。

今夜の気分

空室プランの数が、1名にした途端に0になる宿がある。

— そういう夜のための宿が、8

宿を見る 押すたび、別の一文と宿

画像はイメージです

今夜の三軒

熱いまま飲む味噌汁の温度だけを、体がひとつ覚えて帰った人がいる。

石葉 神奈川県湯河原町

十万円台前半〜(1名1室・夕朝食付)

急いでいない、と兄に返した人がいる。

はなれ宿 善積 静岡県伊東市

三万円台半ば〜(1名1室・夕朝食付)

分類できないものを、分類できないまま持っていた人がいる。

忘れの里 雅叙苑 鹿児島県霧島市

六万円台後半〜(1名1室・夕朝食付)

選び方の入口

いまの状態 疲れた日、決めたくない夜——今夜の一話を選ぶ 誰と行くか 親と、夫婦で、ひとりで——関係から選ぶ 何で選ぶか 湯、離れ、時間の使い方——条件から選ぶ どの土地で 北の湯から、南の離れまで——土地から選ぶ

語り手

十二人の語り手と編者が、それぞれの「私」でこの連載小説を書いている。顔を押すと、その人の小説が並ぶ

人物録で、それぞれの道を見る →

語り手たちの、日本。 これまでに46の都道府県、124の夜。実在の宿98軒を、語り手たちが訪ねてきた。
日本の静けさは、まだ書き尽くせない。
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