宿と小説の読みもの、余白
神奈川県足柄下郡箱根町(塔ノ沢・早川沿い)

塔ノ沢 一の湯本館

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この宿の記録

1篇

この宿に泊まる一晩を、小説にしてある。

窓の無い部屋で、双眼鏡を持っている。

— 悠真 | 『当落なし』

「現場?」と同期に聞かれて、違う、と答えた。じゃあ何しに、には、有給が消えるから、としか言えなかった。九月の終わりの金曜、俺は行ったことのない箱根・塔ノ沢へ、いちばん遠征のホテルに近そうな名前の部屋を取る。

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向かないとき

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