宿と小説の読みもの、余白
SAKE

松江の李白、出雲の酒持田

分類できないものを、分類できないまま持てるか

三十四歳。港区白金台に一人で住む。データ分析の会社を経営し、あらゆる対象を変数とパターンに置き換えて生きてきた。旅館だけは、事業にしないと決めている。出張の合間に行き先を毎回変えながら宿を巡り、そこですれ違った人々の話を、この場所に集めている。

黒瀬慧という語り手について →

本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

松江に1軒、出雲に2軒

島根の酒を一本と言われると、どちらの土地の酒かを先に決めることになる。松江と出雲にそれぞれ蔵があり、それぞれ別の酒を出している。泊まった宿も、松江しんじ湖温泉の皆美館、出雲市斐川町の松園湯宿 草菴、二つの土地に分かれている。

松江の蔵は李白酒造

李白は、中国の詩人の名でもある。松江市石橋町の李白酒造は、その名をそのまま蔵の名にしている。代表銘柄の英語表記は「WANDERING POET」、さまよう詩人という意味になる。名を先に覚えてしまうと、飲む前から旅の話として飲むことになる。

家で開けるなら、李白 純米吟醸 WANDERING POETがある。

PR 李白 純米吟醸 WANDERING POET 李白酒造(島根県松江市)

20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

出雲の蔵は酒持田本店

名で選べない酒もある。出雲市平田町の酒持田本店が出すヤマサン正宗には、屋号にも銘柄にも、由来を語る言葉が付いていない。詩人の名を借りた松江の蔵とは逆で、名前を眺めても手がかりが出てこない。この一本は、飲んでから決めることになる。

その飲んでから決める一本が、ヤマサン正宗 純米酒である。

PR ヤマサン正宗 純米酒 酒持田本店(島根県出雲市)

20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

松江と出雲の宿

「島根へ行く」と決めただけでは、まだ何も決まっていない。皆美館は宍道湖のほとりに、松園と草菴は出雲市斐川町にある。湖を見て過ごすのか、平野の湯に浸かるのか。松江の記事と出雲の記事は、別の土地の話として読める。

次の更新

新しい記録が公開されたときだけ、一通お知らせします。
それ以外のメールは届きません。

メールアドレス以外は受け取りません。配信はいつでも解除できます。 取り扱いはプライバシーポリシーのとおりです。