宿と小説の読みもの、余白
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風呂に2回、食事も2回。数えているのは、休んだ回数ではない。

この二回、という数から話します。親と一緒に祖父母を連れて行くとき、休んでいるのは自分ではありません。入浴も食事も、二人ぶんを世話することになります。個室食や部屋食で二回の配膳に対応できる宿なら、その世話の負担が少しだけ減ります。

時間を、他の客に合わせなくていい

二回の世話を軽くする最初の条件は、時間の自由です。Onsen & Garden 七菜と、皆美館です。

七菜は1日3組限定で、湯や食事の時間を他の客に合わせなくて済みます。皆美館は夕食・朝食とも個別対応で、二人の食べる速さが違っても席を分けられます。

二回の入浴を、部屋の中で

時間の次は、場所です。石葉と、旅館 國崎です。

石葉は全8室に自家源泉の浴槽があり、夕朝食とも部屋食で、二回の入浴も部屋の中で済ませられます。國崎は無料の貸切風呂が複数あり、二人ぶんの入浴時間を分けて確保できます。

大浴場の広い湯船を使いたい親には、國崎は向かない場合があります。無料の貸切風呂は複数ありますが、本館の大浴場は規模が小さく、ゆったり泳ぐような使い方には向きません。

忘れの里 雅叙苑と、秘境 白川源泉 山荘 竹ふえ

部屋の中で済む幅は、湯にも膳にも広げられます。

雅叙苑は客室内の温泉風呂が全室源泉かけ流しで、大浴場のほかに貸切風呂も3か所あります。竹ふえは客室内の囲炉裏で食事が提供され、全12室が離れで、二人ぶんの世話を人目を気にせずできます。

花巻温泉 佳松園と、はなれ宿 善積

湯と膳の両方を部屋に寄せた二軒を、最後に置きます。

佳松園は貸切風呂が複数あり、部屋食で二回の配膳にも対応できます。善積は全6室すべてが離れで部屋食、内風呂付客室もあり、二人ぶんの入浴を部屋の中で済ませられます。

世話をする側にも、休む場所がいる

祖父母の世話をしながらの一泊に、自分の分の休息が余るとは限りません。個室食や部屋食で二回の配膳に対応できる宿を選べば、世話をする側の負担が少しだけ減ります。二回を数え終えたあとの一回が、自分の湯になります。

法事のついでなら親と、法事のついでに泊まる宿、部屋の外に出ずに過ごすなら祖父母と、部屋の外に出ずに泊まる宿があります。

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