宿と小説の読みもの、余白
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一泊いくらで探すか、親と自分とで額が合わなかった。

そういうずれの埋め方の話をします。親を誘うと、こちらが思う予算と親が望む額がずれることがあります。プランの幅が広い宿なら、同じ宿の中でその差を埋められます。宿を替えて額を合わせるのではなく、宿の中で額を動かす、という順番です。

素泊まりから、上位会席まで

幅のいちばん広い側からです。越前あわら温泉 つるやと、皆美館です。

つるやは素泊まりの三万円台から夕朝食付の七万円台まで、八軒の中で幅が最も広い宿です。皆美館は朝食付の三万円台後半から料理長お任せ厳選会席まで4段階のプランがあります。

会席のグレードで選びたい親子には、つるやは向かない場合があります。素泊まりと夕朝食付の差が大きいぶん、中間の選択肢が薄く、軽くするか大きく張り込むかの二択に近くなります。

きのえ温泉 ホテル清風館と、鳥越の宿 三楽園

幅は、下のほうへも伸びます。

清風館は1泊朝食のみが1名一万円台半ばからと、額を抑えたい側にも応えます。三楽園は朝食付の三万円台後半から夕朝食付の四万円台まで、3段階の幅で選べます。

額を、大きく下げられる

抑える側の幅なら、この二軒です。秩父七湯「御代の湯」新木鉱泉旅館と、ホテル松葉川温泉です。

新木鉱泉旅館は素泊まりなら一万円に届かず、夕朝食付でも一万円台半ばからで、1名1室でも3プランすべてが選べます。松葉川温泉は素泊まりが一万円台前半からで、四万十の食材を使った上位プランもあります。

湯之元温泉と、高志の宿 高島屋

下の端と、上へ動かす側です。

湯之元温泉は素泊まりが一万円に届かず、八軒の中でいちばん下の額が低い宿です。高島屋は離れ「竹亭」を選べば、同じ宿の中で格を上げられます。

折り合いは、宿の中でつけられる

親との一泊に、予算の話で気まずくなる必要はありません。プランの幅が広い宿を選べば、額の折り合いは同じ宿の中でつけられます。親に見せるのは宿の名前ひとつで、額の相談はプランの欄の中で済みます。

額の相談から入らない一泊もあります。法事の流れでそのまま泊まるなら親と、法事のついでに泊まる宿、祝いの膳を一段上げるなら親と、誕生日に泊まる宿です。

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