宿と小説の読みもの、余白
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姉妹だけで温泉なんて、初めてだった。

その初めてを作った段取りから話します。きょうだいで集まる口実は、たいてい法事か介護になります。口実がなくても、素泊まりや近場の宿なら、思い立った日に集まれます。段取りが軽いこと自体が、口実の代わりになります。

思い立った日に、選び直せる

軽さの最初は、プランの数です。静響の宿 山水と、信玄の湯 湯村温泉 常磐ホテルです。

山水はじゃらんで夕朝食付が6プランあり、最も安いもので一万円台半ばです。常磐ホテルは複数のプランがあり、平日でも選べる幅が広い宿です。

重さを、その日の気分で選べる

数の次は、重さです。Onsen & Garden 七菜と、秩父七湯「御代の湯」新木鉱泉旅館です。

七菜は1日3組限定で、他の客の予定に合わせず、決めた日にそのまま動けます。新木鉱泉旅館は3プランから選べ、軽く済ませたい日にも重くできます。

豪華な会席で祝いたいきょうだいには、新木鉱泉旅館は向かない場合があります。夕朝食付でも8畳間が中心の素朴な宿で、豪華さより身軽さを優先した造りです。

湯宿 草菴と、大和屋別荘

重さの次は、着いてからの時間と近さです。その二つで選ぶ二軒を置きます。

草菴は貸切風呂が5か所あり、姉妹だけの時間を気兼ねなく長く取れます。大和屋別荘は道後温泉駅から徒歩5分以内で、近場から行き先を選びたいときに動きやすい宿です。

時音の宿 湯主一條と、下呂温泉 湯之島館

人数と規模の幅で受ける二軒を、最後に置きます。

湯主一條は6部屋タイプに対応し、人数が急に変わっても選び直せます。湯之島館は5万坪の敷地に複数の建物が分かれ、思い立って行っても落ち着いて過ごせる規模があります。

集まる理由は、後から付いてくればいい

きょうだいで集まるのに、法事や介護の予定を待つ必要はありません。予約の手間が軽い宿を選べば、口実がなくても思い立った日に集まれます。「特に用は無いけど」の一言で、段取りは足ります。

久しぶりに集まるならきょうだいと、何年ぶりかに集まる宿、水入らずで過ごすならきょうだいと、水入らずで泊まる宿があります。

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